東京大学ROLES世論調査プロジェクト報告 日本人の世論にみる外交・安全保障
- 教育・研究

冒頭に本プロジェクトの目的が紹介され、日本の国際環境や外交安全保障政策に関する日本人の認識をデータとして可視化し、それを海外のものと比較することによって、日本の安全保障に対する意識の特異性や海外との共通点を明らかにし、日本の状況についての国際的な視点を提供することと説明された。続く報告では、近隣諸国の脅威、日米同盟、核兵器など、日本の安全保障の大きな課題について日本国民がどう考えているかについて、他国の世論調査、または日本における戦後の世論調査の記録との比較の上で分析された。その中で、世論調査は短期的なものではデータとしての意義に限りがあり、継続して収集し分析することが必要であるという点が強調された。


- 開催日:
- 2025.02.25 〜 2025.02.25
- 会場:
- SCRAMBLE HALL
- 学部・研究科、研究所等:
- 先端科学技術研究センター
QWSを利用した波及効果
研究者・マスコミ関係者だけでなく、安全保障の問題にあまり詳しくない人々の参加者も多く、その方々からも積極的に質問がされ、登壇者からも丁寧な返答がなされた。QWSで行われたため、専門性の高いように見えるイベントであっても一般の人々が積極的に参加できたと思われる。会場ではROLESのウェブサイトに掲載された資料へのリンクも配布され、ROLESウェブサイトでの発信にアクセスするきっかけも提供できた。