生産技術研究所「文化をめぐる人文と工学の研究グループ」では、「科学と芸術、その目指すところは同じ」との発想から、従来の文系と理系、さらに科学と芸術の枠を超えて、領域横断的な活動を推進しています。本イベントでは、古代より数学とも密接な関係を持つものとして捉えられていた音楽に注目し、異なる分野のトップ研究者が集い、講演とディスカッションを行いました。既成概念に捉われず、音そして音楽をめぐる新たな可能性を探求しました。芸術が工学に示す思考モデルの提案からその実践のあり方、「音」を通して見えてきた異分野の共通テーマに関する議論、さらには「真理」とは何か、といったテーマに議論が及び、活発な議論が行われました。